僕の愛読書
今日は、本屋の一日は、ひと休みいただき、僕の愛読書を紹介させていただきたいと思います。最初にご紹介するのはこの本です。
☆岩波文庫の文庫目録
もう、50年も前の話になります。50年と言えば二分の一世紀、書いていて自分が驚くほどの時が流れています。
貧乏学生だった僕は、読むものが無くなると、下宿の部屋で一人ラジオを聞きながら、岩波文庫の文庫目録をめくっていました。
貧乏学生だったと書きましたが、親からひと月一万五千円の仕送りを受け、六畳一間(ひとま)の下宿生活でしたから、その当時の学生とすれば、比較的裕福だったのかもしれません。
下宿先の値段というのが東京では畳一枚千円が相場だった時代です。同級生の中には、1年留年してアルバイトで学費を稼ぎ、1年勉学に勤(いそ)しんだ後再びアルバイトに戻り翌年学校で学び、結局八年掛かりで卒業に漕ぎ着けたという強者(つわもの)もいました。
当時の日本は、あの敗戦から18年、東海道新幹線の開通と、東京オリンピックを目前に控えて経済は登り坂にあったとはいえ、今の日本から較べれば、まだまだ日本全体が貧しかったに違いないのです。
当時、文庫と言えば岩波文庫と角川文庫しか無かったと記憶していますが、記憶が曖昧です。
岩波文庫は洋の東西の、古典と名作を網羅しており、それらの書物の梗概(あらすじ)を読むだけで時が過ぎて行きました。(続く)
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