決めました(ブックフォーラム本山7)
「この際だから、正直にお話しますが」と、こちらから切り出しました。実は、昨日大阪屋を訪れたことを正直に話しました。
そして、駅の北側の本屋、甲南堂に仁義を切らねばならないと言われたこと、儲からないと言われたことを話しました。
真面目な顔で聞いていた二人のうち、田中さんが「甲南堂さんに、挨拶していただく必要はありません。この業界は自由競争ですから、どこへ出店しようと問題ありません」工藤部長も黙って頷いています。
「小遣い程度は稼げます」ポツリと工藤部長が言いました。工藤部長から笑顔が消えて口が心持ち歪(ゆが)んでいます。
余り儲からないというのが、大阪屋の見解、小遣い程度は稼げるというのが、キクヤ図書販売の見解。
考えようによっては、同じことを言っているように思えます。同じことを表から見ているか、裏から見ているかの違いだけのことなのかも知れません。しかし、儲かるか儲からないかは、天と地ほどの違いがあります。
決めました。キクヤ図書販売に。(続く)
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