男が廃(すた)る?(ブックフォーラム本山6)
疲れました。
大阪屋での短い時間でしたが、ジャブを続けざまに顔面と腹部に打たれたように気力が萎(な)えてしまいました。
もう、やめにしようかと思いましたが・・・
ここで挫(くじけ)たら男が廃(すた)る。(えっ?そんなもの、とうの昔にすたっとる?ほっといて下さい)今は、初志貫徹あるのみです。
気を取り直して、というか、気が変わらないその日のうちにキクヤ図書販売に電話しました。
その結果、翌日の夕方にJR摂津本山駅の南出口で担当の人と会うことになりました。約束の時刻に約束の場所で待っていると、30台半ばのサラリーマン風の男性が二人現れました。
お互いに名乗りあった後に、問題の物件を確認しました。
「我々のことは、どうやってお知りになりました?」
部長の工藤さんから質問されました。隠しだてをすることでもないので、中小企業相談室で教えて貰ったと答えました。
「本屋は初めてですか」全くの初めてで、何も分からないと正直に答えました。
工藤部長と田中さんは、二人共に、うんうんと納得したように笑っています。「我社は、本屋開業のノウハウを一から十まで懇切丁寧にお教えします」田中さんが初めて口を開きました。
「それが我々の最大のセールスポイントです」工藤部長のフォローがありました。
『一から十まで教えてくれるなら助かるなあ』これが、僕の偽らざる本心でした。(続く
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