雑誌の次は?
本屋の一日(6)
雑誌を出し終えると開店です。と、言いたいところですが、その前に、まだやるべきことがあります。
床の掃き掃除、拭き掃除を行います。釣り銭をレジに準備します。
店内の照明を点けます。BGMを流します。棚の最終チェックを行い、鱗展示の所も、鱗を調え見やすくします。これで準備完了です。
雑誌のあとは書籍です。
新刊と、注文した書籍が段ボールに詰められて入荷しています。まず、入荷数の多い新刊から出していきます。平台(本の豆知識参照)も棚も既に一杯なので、スペースを確保する必要があります。
平積み(本の豆知識参照)されている商品のうち、動きの良くないものを外したり、冊数を減らし棚に差していきます。そうしてできたスペースに新しい平積み商品を置きます。
入荷数が比較的少ない商品は、棚に面出し(本の豆知識参照)します。冊数の少ない商品は棚さしです。棚から外す商品は本の奥付け(本の豆知識参照)を見て決めます。ひと月以上前の奥付けの商品は動きの良くないものですから、返品にまわします。
【本の豆知識】
☆平台(ひらだい):読んで字のごとく平らな台で、複数の同じ本を積んで展示します。
☆平積(ひらづ)み:複数の同じ本を積み展示することです。
☆面出(めんだ)し:本の表紙を見せて棚に展示することです。
☆奥付(おくづ)け:書籍の末尾の書名、発行日、著者、出版社などを記載したものです。重版情報も見ることができます。
☆本日の最多入荷書籍
いまはじめて暴かれる最高裁の闇 元エリート裁判官が描く本格的権力小説
<関連本>
”絶望の裁判所” 瀬木比呂志 講談社現代新書
"ニッポンの裁判" 瀬木比呂志 講談社現代新書
"Beams at Home 3" 日本を代表するおしゃれクリエーター集団とビームスタッフの「暮らし」と「服」 宝島社
累計16万部の人気シリーズ第3作
<関連本>
”Beams at Home”
”Beams at Home2”
三冊ともに、たっぷり読みごたえありです。
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