本屋の一日(2)
検品が終われば、商品の陳列です。まずは、雑誌から。
雑誌には、週刊紙、月刊誌とムック紙があります。ムック紙については、余り馴染みがない方が多いと思います。ムックをアルファベットで表わせばMOOKでmagazineのMとbookのOOKを組み合わせた我が国だけにしか通じない造語です。すべての本にはコード番号が付与されていますが、ムック誌の場合コード番号は6で始まります。例えば、「雑誌66653-34」のように。
月刊誌、週刊紙はともに、返品可能な依託品で次の号が出たとき前の号が残っていれば返品します。返品には返品期限があり、その返品期限を過ぎれば返品不能となり、不能品のコストは書店が負担することになります。
一方、ムック紙に関しては返品期限がなく、いつでも返品が可能です。一方、要注意なのが返品期限つきの、不定期の雑誌です。大概、小さな字でL12-25などと書いてあります。LはLimitのLで、12月25日までの期限までに返品するという指定です。その期限を過ぎると、返品ができなくなります。ただ版元(出版社のことです)の了解を取り付ければ、特別に返品ができます。
もうお分かりでしょうが、ムック誌は安心ですが、リミット付きの雑誌は、要注意、非常に気を使います。
ここで、私の名前の経緯(いきさつ)について少し触れさせていただきます。うちの店のお客様に「本の虫太郎」という方がいて、いろいろ本を注文していただきました。
そのお客様の名前が気に入ったので、その名前を勝手に借用して、弟分ということで、本野六四三郎を名乗らせて貰うことにしました。
【今週の独断ベストセラー】
①ハリーポッターと呪いの子 静山社
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ハリーポッターは19年後の物語。ハリーポッター人気が根強いのには驚かされました。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のイベントの効果が持続しているのではないでしょうか。
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